スキンケアアドバイザーといえば、エステティシャンやネイリスト、美容部員の方が多く取得されているイメージがありますよね。
確かにスキンケアアドバイザーは、お客様のお肌に直接触れたり、お肌の相談を受けたりしやすい職種の方に主に人気の資格です。
しかし、公式サイトなどでは看護師やその他医療関係者の方も、スキンケアアドバイザーの資格を取得していると記載されています。
看護師でもスキンケアアドバイザーの資格を活かすことができるの?
スキンケアアドバイザーの学習内容をご存知ない方の場合、こう思われる方も多いはず。
そこで、今回は看護師をはじめとする医療関係者が、スキンケアアドバイザーの資格を取得するメリットについて紹介していきます!
スキンケアアドバイザーの資格で得られる知識はどんなもの?
そもそもスキンケアアドバイザーは、ニキビや肌荒れなどのお肌のトラブルに悩む方に、適切な改善アドバイスができるスペシャリスト。
正しいケア方法はもちろん、お肌に影響を及ぼしやすい栄養素などについても学んでいるんです。
その知識は「このトラブルにはこのケア方法」という丸暗記のようなものではなく、お肌の構造や肌質による違い、トラブルの起こる原因まで掘り下げた知識から学ぶことができる本格的なもの。
スキンケアの要となる化粧品についても、その定義から製造方法、組成の読み取り方まで幅広く知ることができます。
このように、スキンケアアドバイザー資格で学ぶ知識は、一般的な「スキンケア」の内容だけでなく、皮膚科学から化粧品科学、そして実際のスキンケア方法とお客様への適切な接遇方法までの深い内容となっています。
このように解説すると、資格取得がとても難しいように思えてしまうかもしれませんが、そこまで身構える必要はありません。
テキストはカラーでわかりやすく編集されていますし、資格取得には試験などはなく、正しく内容が理解できているかの課題レポートがあるのみ。
このレポートも、日々テキストを進めながら埋めていくものなので、「丸暗記しなきゃ…」という心配はありませんよ!
すでに看護師の資格を取得されている方の場合は、皮膚科学についてもある程度学んできているでしょう。
そのため、皮膚について学んだことがない方に比べて、スムーズに学習を進められる可能性が高いです。
幅広く深い学習内容ではありますが、「難しいかも…」とそこまで怖がる必要はありません。
気軽にチャレンジできる内容ですよ。
看護師として働く上で、スキンケアアドバイザーの知識が役立つ場面
では、看護師として勤務する中で、具体的にスキンケアアドバイザーの知識が役立つ場面にはどのようなものがあるでしょうか。
いくつか例を挙げて紹介していきます。
皮膚科の看護師として
スキンケアといえば、やはり皮膚科ですよね。
皮膚科医が基本的なケアを行うものの、そこで勤務する看護師の業務も多岐に渡ります。
外来の患者様と接する機会で多いのが、お薬の使用方法の指導。
皮膚科で多く使われている塗り薬は、使い方によって効果が最大限に発揮されたり、逆にほとんど効果がなくなってしまったりすることがあります。
誤った使い方をすることで、副作用が起こってしまうことも。
皮膚科学や肌トラブルの知識をもとに、患者様に正しいお薬の指導ができれば、医師や患者様からの信頼度が上がりますよね。
また、保険適応外の診療を多く行っている、美容皮膚科もスキンケアアドバイザーの資格を大いに活かすことができます。
美容皮膚科は、スキンケアやアンチエイジングケアなどを主な目的として診療を行っているため、そこで活躍する看護師の方にとって、スキンケアの知識は特に重要なスキルと言えるでしょう。
美容皮膚科は一般皮膚科と異なり、接客スキルも重要です。
スキンケアアドバイザー講座では、カウンセリングなどをはじめとする接遇についても学べるため、美容皮膚科に勤務する看護師の方にも適した資格です。
入院患者様のお世話の場面でも
お薬や放射線治療などによる副作用の中に、皮膚障害があります。
どの治療でも、さまざまな要因による皮膚炎の副作用は起こる可能性はありますが、特に頻度が多いのは抗がん剤。
抗がん剤を摂取している方の多くが、皮膚にあらわれる副作用に悩んでいます。
そんながん患者様のお世話をする病棟では、スキンケアの対応は日常茶飯事。
保湿を中心としたケアが毎日行われています。
特に女性は、闘病中であっても美しくいたいもの。
そんなときに、正しい皮膚科学の知識を得ている看護師が側にいれば、患者様のお役に立つことができるでしょう。
相談に乗ることもできますし、実際に患者様のお肌に触れることもあるので、学んだことをしっかり活かすことができますよ。
抗がん剤や放射線で治療を行っている患者様は、さまざまな病院・病棟に入院しています。
そのため、スキンケアアドバイザーの資格は、どの病院・病棟でも活かすことができるでしょう。
その他、どの科で勤務しても活きてくる可能性が高い
スキンケアといえば皮膚科のイメージが強いですが、前述の通りお薬の副作用や病気による皮膚炎は、おおよそどの科で勤務していても見かけることがあるでしょう。
副作用は皮膚に現れることが多いです。
たとえば抗生物質はよく使われるお薬ですが、その多くの種類の副作用に「発疹」があります。
これはそこそこ頻度が多く、医療従事者の場合は見かけることもありますよね。
抗生物質による発疹は、ひどいものでなければ服薬を中止して様子を見ますが、場合によってはスキンケアを必要とする場合も。
そんなときにも、皮膚のことを知っていれば適切なスキンケア方法を指導できます。
このように、診療科に関わらずスキンケアの知識が活かせる場面は多くあります。
看護師の方は、スキンケアアドバイザーの資格を取得すると、仕事上のメリットがたくさんですよ!
収入アップにつながるかも?転職活動前に取得しておくのが吉!
「転職したい!」と思っている看護師の方は、ぜひ転職活動前にスキンケアアドバイザーの資格を取得しておくことをおすすめします。
スキンケアについての深い知見を得ているという、信頼度の高い資格ですので、転職活動でも有利にはたらく可能性があるためです。
転職自体の成功率が上がる可能性もありますし、転職後の給与交渉の有効カードとなる可能性もありますので、必ず履歴書には書きたいところですね。
でも、資格取得に時間がかかって転職活動に間に合わないのでは?
と不安に思われる方もいらっしゃいますが、そこは心配無用です。
特に「1日何時間学ばなければならない」というものはなく、自分のペースでテキストと課題レポートを進めるという内容ですので、日常生活に支障がない範囲で学ぶことができます。
早い方の場合は2週間程度でテキストを修了できるため、「現在転職活動中」という方でも、今から開始しても遅くないですよ。
まとめ
スキンケアアドバイザーは、看護師の方が取得するのにメリットが多い資格です。
皮膚科をはじめとしたさまざまな科で使える知識を得ることができますし、忙しい看護師の方でも学びやすいテキスト編成となっています。
看護師の方の場合は皮膚科学についての基礎知識もあるため、ペースによっては通常よりも早く学習を終えることができるかもしれません。
また、転職活動中の看護師の方にも強くおすすめします。
資格取得により活躍のフィールドが増えたり、収入アップも狙えたりするかもしれませんね。
今回は、看護師の方がスキンケアアドバイザーの資格を取得するメリットについて紹介しました。
気軽に学ぶことができる通信講座ですので、スキルアップしたい看護師の方はぜひ検討してみてくださいね!
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